日本出版クラブ会館にて

大村紙業、版元ドットコム提携、ということでちょびっとだけ(10分間。長めのライトニングトーク的な)お話してきました。

我々的には、「版元ドットコムの書誌情報転送システムを大村からもご利用いただけます」ということです。(今後の展開については、乞うご期待。。)
まもなくテスト運用開始、です。みなさまにおかれましては便利にご活用いただけますように。

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(撮影:塚田敬幸(彩流社/版元ドットコム組合員)

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動的URL>静的URL?

# この手の話はTwitterで書き散らしていることが多いのですが、ま、たまには更新、ということで

ようやっと読みました。

Official Google Webmaster Central Blog: Dynamic URLs vs. static URLs

やや煽りぎみに言及している日本語記事があって、動的URL追放のためにあれこれチューニングしまくってきた身としてはちょっとブルったのですが、原文を読んでみれば、まあ、大体予想通りの話。「(いついかなる場合でも)動的URL>静的URLに評価軸を変えます」、というのは限りなく誤解に近いFUD、と断定できるでしょう。 Continue Reading

新文化に対談記事が掲載されました。

出版界の専門紙、『新文化』の対談記事に弊社石塚が掲載されています。

“今,改めて問う「書店員という職業」”(前編)
という記事の中で永江朗氏と対談しています。

後編もご期待ください。

9月18日号に後編が掲載されました。

新文化2008年9月11日号の目次
新文化2008年9月18日号の目次

弊社管理下のDNSサーバについて

すでにあちこちで報じられておりますが、日経にも載ってしまったようなので(またいつものように煽り成分多めですが)、釣られて書いてみます。

現在、インターネットのシステムの重要な部分を担うDNSに、重大な問題があることが指摘されています。このこと自体は10年以上前から知られていたのですが、2008年7月22日に、欠陥を突く攻撃手法の公開等、予定外の動きがあったため、この脆弱性への対処を急ぐよう、あらためて勧告がなされています。

弊社で管理しているDNSサーバについては、バックアップ分も含めてすべて対処済みです。

ちなみに、現在のところ「対処」の内実は、被害を受ける確率をぐぐっと下げる、という種類のもので、根本的な解決ではないようです。引き続き、情報収集と対策につとめます。

ミニセミナー「出版社サイトがダメダメな理由」で話したことメモ

東京国際ブックフェア2008で、7/11にミニセミナーをやった時の記録がわりです。自分用に事前に作ったメモを載せようかとも思ったのですが、例示したい話(もっといっぱいあったんですが、)と論旨の導線が直前までまとまらず、結構省きまくった部分が多いので、実際に会場で話したこと中心のメモになっています。

●出版社の「ウリ」は何なのか?

  • コンテンツとメディア
  • 本のオーソリティを担保しているもの→「現物」が「書店」に並んでいる
  • 情報は自由(フリー/ネットの流儀に合わせる)にするのがいい
  • 一歩引いて考えればシステムがなくても、すぐにできることは沢山ある 例:中央公論新社の「哲学の歴史」特設サイト(弊社で制作)は何がweb的にスゴいのか

●SEO・ユーザビリティとCMSが両輪

  • 出版社サイトにおいては、一般に流布されている「SEO」はほとんどが不要
  • 情報を出す。情報は出しても減らない
  • リンクする。そしてリンクされる。リンクは通貨
  • 出し続ける。時間の積み重ねは信頼に跳ね返って来る
  • もちろん、書誌データベースの構築は大前提
  • CMSは低コスト化の最低条件
  • さらなる低コスト化としての「版元ドットコム(+自社サイトの連動)」