鬼の居ぬ間に

今日は朝からぐずついた天気。こういう雨降りの日に外出すると、いつも思うことが有る。人々が駅などで傘を畳んで持ち歩くときの、その持ち方。

畳んだ傘の真ん中辺を持って、尖った先の部分を後ろに向けて、地面に対して水平に持って、大手を振って歩く人。

こういう人に毎回必ず一人は出会う、そういう人の後ろを歩くはめになると、傘のさきっちょでいつもホイホイ突っつかれてるようで、少し身に危険を感じる不快感も有るが、その周囲への無神経さにはほんとに閉口する。

こういう自分の周りに配慮できない、想像力の無い人って、いったいどんな仕事してんのかな?って思ってしまう。

おっと、今日は朝から、日高も石塚も、風の旅行社さんと会議でこの事務所にはいないのだ。どうも日高はこのブログに、会社の仕事のことや技術ネタを書いてほしいようなのだけれども、というかプレシャーをかけられた。うーん、まだフレームワークのEthnaにしても、知らなさすぎなので、何もかけない。

ということで、鬼の居ぬ間に、こんなことを書いて、一つ仕事をこなしたことにする私であった。

 

 

困ったときのビートルズ

歳をとって悲しいことの一つは、日増しに日常の中の新鮮な物が少なくなって、感動を覚える機会が少なくなってしまうことかな?

音楽一つをとっても、個人的に昔と今では全然感動の質が違うような気がする。ということで、私が多感な頃に出会い、その頃の感動を今でも覚えているような曲を少しずつ紹介していくシリーズ。

記憶を遡ってまず思いつくのがこの二曲、私が中学の頃に出会ったビートルズの’Here there and every where’ と’A day in the life’。

当時、兄貴がラジオから録音したものを聴いていたのだが、最初、音楽的に耳のまだ肥えていない私は、この二曲はおなし曲だと思っていた。どちらも大変美しいメローディーランで、独特の浮遊感を感じさせるような音使い。それぞれポールとジョンの作品、メローディーだけでいったら、間違いなく個々の最高傑作だと私は思っているのですが….。これらの曲を聴くと不思議と気持ちいい感じになっていたものです。

自分で楽器を始めてからは、ビートルズとはしばらくご無沙汰だったのだが、YouTubeでのお宝動画をみてから、少しマイブーム再来。当時よりも耳は良くなっているようなので、暇なときはコード進行を耳コピして一人で弾き語り。うーんやっぱり、ビートルズいいかも。当時は気がつかなかったようなコード進行などの工夫なんかに気がつく。

歳をとって良いことの一つは、物事を少しだけ深く味わえるようになることなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

私なりの歩き方

昨日、おなし太極拳道場の仲間でもある日高から太極拳の歩き方においての踵(かかと)重心について質問されたので、ここに記しておこうと思います。
太極拳は多くの流派があり、さらにその中で個人個人によっても様々な解釈がなされているようですが、ここに書くのは
呉式太極拳を基本とする中国人 M先生の指導のもとで、私が考察、実践して得た結果としての方法で、すごく個人的なものです。参考にしていただけたらありがたい。

まず、両足をついた姿勢から、片足を前に出し地面に踵をつける。足の裏全体を地面につけたら、徐々に体重を移動させていきます。この時、骨盤と股関節の関係に意識を向ける。
ゆっくり股関節を意識しながら体重移動していき、股関節に体重の圧力を感じ始めたら、気持ち的にはもうその位置で股関節も膝も前に出さないような感じで、こらえながら体重を股関節に向けて沈めるような感覚で骨盤を移動させていく。
股関節に体重が乗れば踵にも自然に体重が乗っているのが分るはず。

呉式太極拳は前傾姿勢が特徴ですが、歩き方について、私は上体を前に傾けながら歩くものだとしばらくの間思っていましたが今はちょっと違います。
骨盤を背骨が直線になる角度(M先生は骨盤を巻くという表現をしてる)に維持したまま平行移動させるような感覚でいどうさせる。こうすると自然に上体は前に傾いていきます。

弓歩の形がうまくできたら、踵と股関節を垂直に貫く一本の中心線ができることが分ってくると思います。
私は多分この線のどこかに重心があるのだと思います。

さらに言えば、攬雀尾(ランジャクビ)に右手を正面に伸ばして、上体を右旋回させる動きがありますが、そのとき、この中心線を軸にして骨盤と上体を回すと確かな安定感を保持したまま回ることができます。

ではまた、お互い精進に励みましょう。

求道者

”このやり方は全く正しいです!”
我が職場のひと隅で、会社の先輩である石塚の力強い声が響いた。私の書いたwebページのプログラム書面を添削してもらっていたときの話である。
なんか久しぶりにこんな確信と自信に満ちた響きの言葉を聞いたような気がする。
うーん、この一言で石塚のwebに関する経験と見識の深さ、さらに愛情までもが伝わってくる。
私の書いたプログラムは平均より上だそうで、ひとまずほっと胸を撫で下ろす。
ちょっと待てよ、平均を知ってるということは全体を知っているということなのか。石塚の経歴はまだほとんど知らないのだが、私の想像もつかないほどすごい人なのかも知れないぞ、こりゃ。
頼りになる人がいると、なんといっても安心感があっていい。これからいろいろ吸収させてもらいますよ。