困ったときのビートルズ

歳をとって悲しいことの一つは、日増しに日常の中の新鮮な物が少なくなって、感動を覚える機会が少なくなってしまうことかな?

音楽一つをとっても、個人的に昔と今では全然感動の質が違うような気がする。ということで、私が多感な頃に出会い、その頃の感動を今でも覚えているような曲を少しずつ紹介していくシリーズ。

記憶を遡ってまず思いつくのがこの二曲、私が中学の頃に出会ったビートルズの’Here there and every where’ と’A day in the life’。

当時、兄貴がラジオから録音したものを聴いていたのだが、最初、音楽的に耳のまだ肥えていない私は、この二曲はおなし曲だと思っていた。どちらも大変美しいメローディーランで、独特の浮遊感を感じさせるような音使い。それぞれポールとジョンの作品、メローディーだけでいったら、間違いなく個々の最高傑作だと私は思っているのですが….。これらの曲を聴くと不思議と気持ちいい感じになっていたものです。

自分で楽器を始めてからは、ビートルズとはしばらくご無沙汰だったのだが、YouTubeでのお宝動画をみてから、少しマイブーム再来。当時よりも耳は良くなっているようなので、暇なときはコード進行を耳コピして一人で弾き語り。うーんやっぱり、ビートルズいいかも。当時は気がつかなかったようなコード進行などの工夫なんかに気がつく。

歳をとって良いことの一つは、物事を少しだけ深く味わえるようになることなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

私なりの歩き方

昨日、おなし太極拳道場の仲間でもある日高から太極拳の歩き方においての踵(かかと)重心について質問されたので、ここに記しておこうと思います。
太極拳は多くの流派があり、さらにその中で個人個人によっても様々な解釈がなされているようですが、ここに書くのは
呉式太極拳を基本とする中国人 M先生の指導のもとで、私が考察、実践して得た結果としての方法で、すごく個人的なものです。参考にしていただけたらありがたい。

まず、両足をついた姿勢から、片足を前に出し地面に踵をつける。足の裏全体を地面につけたら、徐々に体重を移動させていきます。この時、骨盤と股関節の関係に意識を向ける。
ゆっくり股関節を意識しながら体重移動していき、股関節に体重の圧力を感じ始めたら、気持ち的にはもうその位置で股関節も膝も前に出さないような感じで、こらえながら体重を股関節に向けて沈めるような感覚で骨盤を移動させていく。
股関節に体重が乗れば踵にも自然に体重が乗っているのが分るはず。

呉式太極拳は前傾姿勢が特徴ですが、歩き方について、私は上体を前に傾けながら歩くものだとしばらくの間思っていましたが今はちょっと違います。
骨盤を背骨が直線になる角度(M先生は骨盤を巻くという表現をしてる)に維持したまま平行移動させるような感覚でいどうさせる。こうすると自然に上体は前に傾いていきます。

弓歩の形がうまくできたら、踵と股関節を垂直に貫く一本の中心線ができることが分ってくると思います。
私は多分この線のどこかに重心があるのだと思います。

さらに言えば、攬雀尾(ランジャクビ)に右手を正面に伸ばして、上体を右旋回させる動きがありますが、そのとき、この中心線を軸にして骨盤と上体を回すと確かな安定感を保持したまま回ることができます。

ではまた、お互い精進に励みましょう。

求道者

”このやり方は全く正しいです!”
我が職場のひと隅で、会社の先輩である石塚の力強い声が響いた。私の書いたwebページのプログラム書面を添削してもらっていたときの話である。
なんか久しぶりにこんな確信と自信に満ちた響きの言葉を聞いたような気がする。
うーん、この一言で石塚のwebに関する経験と見識の深さ、さらに愛情までもが伝わってくる。
私の書いたプログラムは平均より上だそうで、ひとまずほっと胸を撫で下ろす。
ちょっと待てよ、平均を知ってるということは全体を知っているということなのか。石塚の経歴はまだほとんど知らないのだが、私の想像もつかないほどすごい人なのかも知れないぞ、こりゃ。
頼りになる人がいると、なんといっても安心感があっていい。これからいろいろ吸収させてもらいますよ。

苦手なもの

台風一過の陽気のせいか久しぶりに二度寝をしてしまった。
いつも家を出るぐらいの時間にハッと目が覚めて、服を着替えただけで家を飛び出した。
さいわい遅刻することはなかったけど、睡眠時間はいつも十分とってるはずなので、入社早々緊張感に欠けているのか?仕事でのストレスはそれなりにあるはずなのに。

そのストレスが実はこのブログを書くことだったりします。
このブログも経営戦略の一つらしく、立派な仕事なのだそうです。とりあえず一ヶ月ほど毎日書くように仰せつかりました。ブログを書くのに悪戦苦闘してたら、小学校の頃を思い出してしまった。当時から作文は一番苦手で、クラスの中でもいつも一番最後に提出してたな、それもあまりできばえも良くないものを。

おかげで、家にいるとき、町中を歩きながら、いつでもブログのことを考えて頭が勝手に回っている状態。
書きたいことは断片的には思いつくんだけど、いろんな断片をまとめて、ちゃんと主題のある筋の通ったものにまとめる作業が私は苦手なようだ。頭の中で、あれをこうくっ付けて、これをあっちに持っていってなんてことをしている。
数をこなすことで私の文章力が何とかなってくれることを願う。

さて、今日の仕事は一つこなしましたよ。

神からの贈り物

エレファントカシマシの初期、ボーカルの宮本浩二は立った状態でギターを弾くことができなかった。だから、当時の映像を見ると、ギターを弾くときは座って演奏しながら歌ってますね。そうなんです、ギターは立って演奏するにも練習が必要なんです。

先週は自分の周りの環境が変わったせいで、仕事面でもプライベートでも慣れていないことをしなければいけない場面が多く、大いに恥ずかしい思いをしました。仕事面では己の社会一般常識やマナーのなさを思い知らされたんですが、申し訳ないですけど、それよりも、沢辺に誘われていったブルースセッションが自分的に一番後味悪いですね今のところ。自分上がり症ですから、何となく予想してたんですけど、当日、沢辺は自分が用意した曲を他数人とセッションし始めて、最初は私客席からみてたんですけど、そこに予期しない事態が……,。突然沢辺が、私の紹介をかねて、ギターソロを弾くように私をステージに誘うのです。もうこの時点で勝負はついていたんですけど、断りきれないのでギターを渡されて、思った通り。日頃私家でギター弾いてますけど、ここ何年間立って練習したことなかったな。それに加え、手になじまない他人のギター、コード進行知らない曲、この三重苦が私の上がり症にさらに追い討ちをかける。他人はどう見てたからわからないですけど、自分的には穴があったら入りたい気持ちでしたね。

恥ずかしい経験は誰もしたくないですけど、実はこの恥ずかしいと感じる感覚が強力に人の成長をプッシュしてるんですよね。
恥ずかしいと感じられるから、よりよい未来の自分がある訳だ。
神様ありがとう、わたしはまだまだクールな人間になることができるようです。

ブログ三回目にしてようやくの自己紹介です。私はこの会社で仕事をするようになって今日でまだ一週間しか経たない新人です。
あまり技術的なことでの話題はないので、日頃感じたことなど主に書いていきたいと思います。これからものぞいてあげてください。

その場にあったもの

きのう、版元ドットコムの組合会議がありました。参加された組合員の皆様お疲れさまでした。内容は正直チンプンカンプンでしたが、皆さん話し方が上手ですね。そんなことばかりに気がいって感心しながら聞いていました。適度に白熱した様子で、一つのものをみんなで作り上げていこうという、なんというか、うらやましいくらいの熱いものが存在していました。

 

 

リマインダーから感じたこと

最近、リマインダーという言葉を耳にするようになりました。比較的新しい言葉だと思いますど、恥ずかしながら私はそれが何をさすのか今日まで知りませんでした。

このように、ある特定の人たちの間では普通に使われている言葉でも、一般的にみた場合、まだまだ認知度が低いことが往々にしてあると思うんです。

人が話でコミニュケーションをはかるとき、聞き手はすべての単語の意味を知っていることが大前提なんですが、上記のように認知していない言葉が突然当たり前のように話し手から飛び込んでくるとその時点で、コミュニケーションは不完全なものに終わる恐れがあります。

これは聞き手の責任ばかりではないですね。対象とするすべての人と円滑にコミュニケーションをはかろうとするならば、その聞き手がどの程度の用語までを理解できるのか、会話の間の表情、話し方などから、相手の理解度を見極め、それに応じた表現をしなければ中途半端にしか伝わらないことになります。聞き手は一つ一つの単語についてその意味を聞き返す訳にはいきませんから。

平均的な民間での、その言葉の認知度、浸透度を知っておくことも、またそれを察する洞察力も、情報を発する側にとっては大切なことなんじゃないかと、ふと思ったりしたんです。

ようするに、”なんで俺が微妙に困惑した表情で聞いてんのに、まだそんな難しい言葉使うか!”ってことです。

ちなみに、リマインダーとは備忘メールのことらしいです。