新文化に対談記事が掲載されました。

出版界の専門紙、『新文化』の対談記事に弊社石塚が掲載されています。

“今,改めて問う「書店員という職業」”(前編)
という記事の中で永江朗氏と対談しています。

後編もご期待ください。

9月18日号に後編が掲載されました。

新文化2008年9月11日号の目次
新文化2008年9月18日号の目次

弊社管理下のDNSサーバについて

すでにあちこちで報じられておりますが、日経にも載ってしまったようなので(またいつものように煽り成分多めですが)、釣られて書いてみます。

現在、インターネットのシステムの重要な部分を担うDNSに、重大な問題があることが指摘されています。このこと自体は10年以上前から知られていたのですが、2008年7月22日に、欠陥を突く攻撃手法の公開等、予定外の動きがあったため、この脆弱性への対処を急ぐよう、あらためて勧告がなされています。

弊社で管理しているDNSサーバについては、バックアップ分も含めてすべて対処済みです。

ちなみに、現在のところ「対処」の内実は、被害を受ける確率をぐぐっと下げる、という種類のもので、根本的な解決ではないようです。引き続き、情報収集と対策につとめます。

ミニセミナー「出版社サイトがダメダメな理由」で話したことメモ

東京国際ブックフェア2008で、7/11にミニセミナーをやった時の記録がわりです。自分用に事前に作ったメモを載せようかとも思ったのですが、例示したい話(もっといっぱいあったんですが、)と論旨の導線が直前までまとまらず、結構省きまくった部分が多いので、実際に会場で話したこと中心のメモになっています。

●出版社の「ウリ」は何なのか?

  • コンテンツとメディア
  • 本のオーソリティを担保しているもの→「現物」が「書店」に並んでいる
  • 情報は自由(フリー/ネットの流儀に合わせる)にするのがいい
  • 一歩引いて考えればシステムがなくても、すぐにできることは沢山ある 例:中央公論新社の「哲学の歴史」特設サイト(弊社で制作)は何がweb的にスゴいのか

●SEO・ユーザビリティとCMSが両輪

  • 出版社サイトにおいては、一般に流布されている「SEO」はほとんどが不要
  • 情報を出す。情報は出しても減らない
  • リンクする。そしてリンクされる。リンクは通貨
  • 出し続ける。時間の積み重ねは信頼に跳ね返って来る
  • もちろん、書誌データベースの構築は大前提
  • CMSは低コスト化の最低条件
  • さらなる低コスト化としての「版元ドットコム(+自社サイトの連動)」

東京国際ブックフェアでミニミニセミナーやります(等)

版元ドットコム夏祭り in TIBF」と称して盛り上がっております、版元ドットコムとしてはじめての東京国際ブックフェアブース出展ですが、有限会社スタジオ・ポットSDもちょいと時間をいただいて、ブース内でお話させてもらうことにしました。

●7月10日(木)13:00〜13:30 「書店営業の基本」

営業が苦手という版元さんが意外に多い。書店営業することの意味をはき違えているからかも。「いい本です」は営業ではありません。

講師:石塚昭生
略歴○1958年生まれ。書店店長などを経て、出版営業に関するコンサルタント、セミナー講師。ウェブサイト製作会社スタジオ・ポットSD役員。著書『石塚さん、書店営業にきました』(ポット出版)。

●7月10日(木)16:30〜17:00 「出版社サイトがダメダメな理由」

ほとんどの出版社は、自社サイトを全然使いこなせていない! その理由を解き明かすとともに、明日から出来るサイト改善を提案する。

講師:日高崇
略歴○1972年生まれ。出版社団体「版元ドットコム」のサイト・システムの設計・運営を手がける。2005年より、出版社のWebサイト作りに注力している(珍しい)会社、スタジオ・ポットSD代表。

……ということで、喋ります。ご興味ある方はぜひどうぞ。

それから、弊社役員でもあるポット出版の沢辺均が、「2008年 本の学校 出版産業シンポジウム in 東京」の第3分科会にパネリストとして参加します。こちらもよろしく。

2008年 本の学校 出版産業シンポジウム in 東京
【第3分科会】
「書籍出版のデジタル対応を考える ―デジタルアーカイブと出版社」
(共催:日本出版学会・版元ドットコム)
会 期 : 7月12日[土] 12:40~16:00
会 場 : 東京ビッグサイト 会議棟

ということで、7/8(火)〜7/13(日)の間(前日、前々日の準備もあるので)は、弊社メンバーはちょっと捕まりづらくなるかもしれません。

twitterバッジはじめました

サイトを見られている方はすでにお気づきとは思いますが、祝・twitter日本語化! ということで、弊社日高と石塚がtwitter上で発言している内容が確認できる、twitterバッジを貼りました。

個人的には、twitterのスバラシサについてあちこちで説いているのですが、いまひとつ「わかる人はもうやってる、わからない人には(゚Д゚)ハア? と返される」という典型的なキャズム越えをできずにいるていたらくです。「ブログ(すら)もローファイに向かう」とか。「非同期アーキテクチャ上における疑似同期コミュニケーションの現実的な実装」とか。何言ってんの、って感じですねハイスミマセン。

ま、サイト本体よりは(はるかに)頻繁に更新されるので、生存確認がわりにどうぞ(特に日高のtwitterは仕事が修羅場になると更新頻度があがる傾向にあるようです)。

サンライズ出版

サンライズ出版サイト名…サンライズ出版
公開日…2007年10月5日
主な担当箇所…

  • サイトのリニューアル
  • ナビゲーション・SEO対策。CSS+XHTMLによるページ作成方法のWeb標準化
  • 書誌情報を版元ドットコムサイトとリアルタイム連動
  • 外部ブログサービスを利用していた、既存ブログのコンテンツのエクスポート、新サイトのスタッフブログとしてインポート
  • (版元ドットコム上に存在しない)自費出版物・グッズデータの一括登録機能
  • その他、ほぼ全てのコンテンツをブログエントリとして再構築
  • 外部ショッピングサイト機能の自社サイト内への移行
  • 書誌情報への情報追記機能
  • 追記機能を利用した、GoogleMapの、書誌ページへの埋め込み
  • GoogleCalendarによる、関連イベント等の情報発信および、お知らせコーナーへの埋め込み
  • サイト内全文検索・出版物50音別インデックス・問い合わせフォーム等の設置

コメント…「ひこにゃんの会社ですよ」と言うとみなさんうなずいてくれるのですが、社の歴史は古く、前身である「サンライズスタディオ」は創業昭和5年。80年近くの歴史があります。当時の最先端技術であった謄写版印刷をいちはやく彦根町(当時)にもたらしただけでなく、カルチャースクールのはしりである洋裁学校運営に携わる等、地元の文化事業やイベントに多く貢献されていたそうです。技術と文化を発信していた、今で言う「情報ハブ」のような存在だったのでは、と思われます。 Continue Reading

版元ドットコム訪問サポートで沖縄へ

ボーダーインクにて新城さんと行って来ました。十日ほど前に。

版元ドットコムサポートにかこつけて、アクアコーラル企画と、ボーダーインクにお邪魔して参りました。写真はボーダーインクの新城さんとのツーショット……はいいんだけど、なんなんだこの満面の笑みは。

いちおうまともな方のレポートはこちら

『石塚さん、書店営業にきました。』

石塚さん、書店営業に来ました。気が付くと、不肖石塚、この本を出させていただいたことを当サイト上でご報告するのをすっかり忘れておりました。
全くもってダメです、いろいろな意味で。

石塚さん、書店営業にきました。amazonで買う
定価●2,000円+税
発売●ポット出版
ISBN978-4-7808-0113-2 C0000
四六判/240ページ/並製


かつて書店員だった時の経験に基づき、出版社は書店に対してどのように営業すれば効果的か、また出版社と書店はどのように協力しあって読者にアピールできるか、というようなことについて書いた本です。
ご興味があればご一読下さい。

ちなみに装丁の書店員のイラストは、石塚本人には全く似ておりません、念のため。

【こんなところで紹介されました】