昨日Firefox 4が公式に公開されましたのでさっそく入れてみました。
(ちなみに3からプロファイルもそのまま引き継いでのアップグレードです)。
明らかに速い
売り文句どおり、はっきり体感できるくらい速いです。
これは素直にけっこうなことです。
アプリケーションタブがわりと便利
タブを右クリックして「タブをピン留め」を選ぶと、そのタブがアイコンのみの幅になり、かつタブバーの左に固定されます。
たとえばChromeの「タブを固定」機能と大きくは変わらないんですが「アプリケーションタブ」とわざわざ呼んでいるだけに、もうちょっとだけ工夫が仕掛けてあります。
Gmailなどのウェブアプリを常時タブに開いておくことを想定しているので、たとえばGmailに新着があるとアイコンがくるりと回転して知らせます。ちょっとかわいいです。そして(分かりにくいでしょうが)キャプチャ画像の左から二番目のGmailのタブがかすかにスポットライトがあたったように明るくなっていますが、このように更新されたタブはそれと分かるようになっています。
アドオンマネージャがタブに開くようになった
以前は独立したウインドウに開いていましたがタブに展開されるようになりました。
それ自体はまあ好き嫌いのレベルだと思うんですが、更新チェックをどこからすればいいのか直感的に分かりにくくなってしまったのは、少し改悪かなぁと思いました。
下のキャプチャ画像をクリッして大きくして確認してみてください。
更新関係の操作は、右上の設定ボタン風の所をクリックしないとメニューが見えないので、戸惑う人もあるんじゃないかと思いました。
Sync標準装備
以前は独立したアドオンとして提供されていたSyncが組み込みで標準装備になりました。
私個人は以前から使っているので違和感はありませんが、知らない人はブックマークと設定を複数のコンピュータ間で同期する方法 | 操作方法 | Firefox ヘルプをご覧あれ。
ちなみに、小さなことではあるけれど、ヘルプボタンが今見ている機能のヘルプへの直行として機能するようになっているので、こういう細かな部分の気遣いはいいですね。
デザインは…
個人的にはちょっと整理がつかないとっ散らかったデザインになっちゃっているかなぁ、という気がしていて、正直にいえばあまり評価できません。今回はずいぶん長い時間をかけてベータテストをしていたのだからもう少し何とかできたような気がするんですが。
いかにも取ってつけたような、某Oブラウザにインスパイアされたとおぼしき、左上のメニューボタンとか。いや、あれはあれでいいんですよ。いいものはどんどん取り入れればいいし。ただまあ、…。
ということで、一応Web制作会社のはしくれのくせに、HTML5対応状況等々には一切触れずにファーストインプレッションをお届けしてみました。