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あらまほしきトラックバックとは

# こういうこと書くと嫌われるんだろうなあ
# まあ、私がやっていることもあんまりお行儀のいい行動ではないんですが、
# 黙ってトラバ削るよりは愛があるかな、と。

以下、スタジオ・ポットのサイトで連載中の「映画言いたい放題」のエントリです。

【読みもの】映画言いたい放題 » 誰も知らない●スタジオ・ポット/ポット出版

で、こちら。誰かの(「モノと心の独り言」は藤井俊公(としあき)さんによる)ブログです。

distan日誌:誰も知らない

モノと心の独り言:映画 「誰も知らない」

モノと心の独り言:[誰も知らない」、「幻の光」、「ワンダフルライフ」、是枝裕和監督の映画をたどる

NUMB:「誰も知らない」

これらの3人/4本のブログは、すべて「映画言いたい放題」の「誰も知らない」にトラックバックしています。

では問題です。トラックバックとはなんでしょうか?

引っ張ってもしょうがないので、解答です。(速っ)

トラックバック 【track back】
読み方 : トラックバック

 ウェブログ(ブログ)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。

 ウェブログ作者が別のウェブログの記事を参照して自身のサイトにコメントを掲載するような場合、元の記事へのリンクを張るのが一般的だが、単にリンクしただけでは元の記事の作者はどこからどうリンクされているのか容易に知ることはできない。トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信される。トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成することができる。(略)

IT用語辞典 e-Words : トラックバックとは 【track back】 ─ 意味・解説より

ま、ワタクシもだいたいそういうモンだと思います。
……なるほど。「映画言いたい放題」に「リンクを張った」ために、彼らはトラックバックを打った、と。便利な世の中ですね。……アレ?じゃあ、彼らのブログは「映画言いたい放題」の記事を「参照」して「コメント」しているのでしょうか。違いますね。リンクを張り返すどころか、言及のゲの字もありません。うっかり書きそびれたというよりは、最初っからそんなつもりはさらさらなかったようにしか見えません。彼らは自分のサイトに読者を誘導したいがために、リンクを張り逃げしているように私には見えます。

まあ、平たく言うとものすごく失礼なことをしているのです。彼らがやっていることは、「トラバスパム」と言っても過言ではないですね。

しかし、彼らの記事にぶらさがっているトラックバックを読んでいると、どうも彼らの中ではトラバは「問答無用でリンクを張るツール」として認識されているようです(いや、それはそれで正解なのですが)。悪気はないんですよね、たぶん。想像力がちょっと不自由なだけで。たぶん、トラバという技術をちょっと自分の都合のいいようにしか解釈できないだけで。

さて、この記事から彼らのブログにトラバピン打とうかな、どうしようかな……。

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日高崇

3 Comments

  1. 叔父さんのトラックバックは、ちょっと 足跡をのこしておく
    というかんじでしょうか?
    反応があれば、一言二言交わすぐらいの距離感まで
    というところが限度でしょうけど。

    pingを撃たなくても、アクセス解析は見ていますから。

  2. なんか、非常に文意のつかみにくいコメントをいただいており、ほとんど理解できていないのですが、

    ・自分はトラバを「勝手にリンクを貼って自サイトに誘導するツール」だと思っている
    ・そのことによって、自分のサイトに来てほしい。トラバを打ったりしてもかまわない
    ・アクセス解析を見ているから、自分のサイトにはトラバ無用である

    ということなんでしょうかね。
    うむ、ひとつだけ分かりました。この方は、ブログのパーソナルなツールであることに着目していて、私はブログは情報公開・共有メディアだ、というところからスタートしている、ということですね。道理で話が噛み合ないわけだ。

    以下余談。

    トラックバック自体の儀礼的な側面について言及しているサイトをいくつか見て回ったのですが、今回の件に関係がありそうな論点としては、「閲覧者が、同じテーマの別の記事を読むことができる」という点を見落としていましたね。同じ映画に言及している記事なんだから、記事自体への言及なしにトラバ打っても問題ない、と。彼が仮にポルノショップサイトの経営者だとしたら、今回の記事にトラバは打たなかったでしょうから。。

    そして、技術的にはあくまでも「勝手にリンク貼付けツール」であるにすぎないトラバをめぐって、たくさんの人が困惑したり、本来の目的を外れて誤用している例がかなり多くて、いや、「誤用」と言い切るには多すぎる状態になっていることに気づき、ちょっと途方にくれています。

    いや、途方に暮れている、なんてカッコいいものではなく、自分の理解がそもそも狭量で偏屈なのではないか、という気分になっている、というのが正直なところです。

    とりあえず、今日現在のブログ界のコンセンサスとしては、「自分の儀礼コードにとって許容できないトラバは問答無用で削除してOK。それは(言及のないトラバが失礼でないのと同様に?)失礼でも乱暴でもなんでもない」ってことでいいんですかね。これはこれでさびしい結論ですが。

    やっと自分の中で、「儀礼的無関心」とトラバ問題がつながりましたよ。
    一言で言ってしまうと公共のメディア(わー、ついに言ってしまった)でパーソナルな志向を中途半端に主張しないで欲しいなあ、というところですかね。

    ま、いいきっかけになりました。なんでも言ってみるモンですね。

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