SugarCRMのセミナー行ってきました

なんか忘れてるなあ、と思ったらこのレポート書くの忘れてた。


ケアブレインズのオープンソースソリューション – 第2回無料セミナー
に行ってきました。(お!すごい。資料がダウンロードできる。さすがですな)

前半はLAMPとかOSSの説明。よく眠れました。(ぉ)ということでばっさり略。(というか、誰向けの説明だったんだろう、アレ。。)

後半、ようやくSugarCRMのデモ。3.x台になって相当ローカライズが進んだ、というかケアブレインズさんがかなりリキを入れて仕事されたようで、ぱっと見た感じの完成度はなかなか。個人的にはアドオン(デフォルトで含まれるようになったそうですが)のスケジュール管理機能が、(スケジュールの共有を強烈に意識している分)なまじなグループウェアより使えそうで、単純に追記可能な電話帳+スケジューラとして使い始めるところからとっかかれるかも。メモメモ。

あとはmamboとの連動、というソリューションが興味を引きましたね。いろいろな運用があるとは思いますが、外部向けコンテンツとの連動ができているのはやはり強い。顧客のアドレスは営業さんが足で集めるだけでなく、サイトから集まる、という流れもあるわけで、そこら辺はもっとデフォルト状態で作り込まれていた方がとっかかりやすいでしょうね。

現在、千葉県で産学官共同でSugarCRM推進プロジェクトやっているそうで、なんともうらやましい限りです。>学生

しかし、結局のところ自社の業務内容をERPの考え方にどうやって最適化していくか、という部分がキモになるわけで、その部分のソリューションとしてはまだまだ道のりは遠い、と思いました。逆に言うと、業務最適化工程のノウハウを持てれば、かなり強力な営業ツールになるんじゃないか、と感じました。そろそろ、基幹システムに切り込む体制を考えておかないとなあ。。

あと気になったのは費用。ここでも言及があったけど、「オープンソースで安い」といっても導入とカスタマイズと運用サポートでは相当なコストがかかるわけで、一方、ライセンス有償販売、という場合は多くの場合それらは「サービス」として提供(もちろんそれは売値に入っているわけですが)しやすいから、クライアントの側からすると「プロプラな製品は初回払いっきり、OSSは後から請求がどっさり」ということにもなりかねないかな、と。で、企業の経営者は往々にして「後から請求」という商売の仕方を嫌うんじゃないかな、と思います。じゃあ最初っからOSSも導入時にガッツリ取りましょう、ということになると、「製品タダなのになんで?」とかトンチキなことを言われかねない。そこいらをきっちり説明できないところはOSSに注力してもうまく回らないでしょうね。。

で、気になっているのはワークスアプリケーションズのERPパッケージ「COMPANY」。「カスタマイズ不要(なぜなら、日本の商習慣をあらかじめ網羅したから」という強気のコピーがやる気を感じさせます。ホントかどうかは検証してないし情報も集めてないので分かりませんが、これくらいのヒキがないと国内でのERP導入は進まないでしょうな。(サイトをFirefoxで見るとビミョーに崩れているのはちょいとアレですが。。)

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日高崇