アフィリエイトや広告について

以下は、SDのサイト制作業のために、AmazonのアソシエイトとGoogle AdSenseについてお客さまにむけて書いた解説です。なにかの参考になればと思い、一部手を入れて転載します。

【Amazon】
Amazon.co.jp アソシエイト・プログラム:
http://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/join/main.html/
(Amazonでは「アソシエイト」と呼んでいます)。
ごく簡単にご説明すると以下のようになります。

  1. 登録してアカウントを取得する
  2. サイトからAmazonへのリンクをアカウント情報を含めたURLにしておく
  3. 読者が上記のリンクからAmazonへ移動して購入するとなにがしかの手数料が収入として得られる

版元ドットコムサイトの個別の本を表示した時、Amazonへのリンクがあります。
ここのURLの末尾にhanmotocom-22という文字列が埋め込まれています。
これが版元ドットコムのAmazonアソシエイトのアカウント情報です。
サイトを用意する時に御社のアカウント情報を自動的に埋め込むように出来ますので、必要な作業が増えることは一切ありません。

得られる収入は売り上げ点数によって何段階か変動しますが、はじめは3%なので微々たるものです。ただ本来はゼロのところなにがしかの収入が得られるので損はありません。
また、管理画面では、どの本が、いつ、何回くらいクリックされ、何冊売れたか、という情報を得ることが出来ます。あくまでもAmazonへ遷移した後の情報ですが、商品の人気度などの参考にはなるでしょう。

【Google AdSense】
AdSense へようこそ:
https://www.google.com/adsense/login/ja/
版元ドットコムサイトの個別の本の左柱にAds by Googleとして表示されているものがGoogle AdSenseの具体例です。
こちらもごく簡単にご説明すると、以下のようになります。

  1. 登録してアカウントを得る
  2. 入手出来るJavaScriptコードを、広告を表示させたい場所に挿入しておく
  3. 出稿されている広告と表示されるページをGoogleが分析し、マッチすると思われる広告を表示させる
  4. 読者が広告リンクをクリックすると御社に収入が入る

3.のマッチングは非常に広い意味で行われます。
例えばフランス語語学の本のページに、フランス旅行やフランス輸入雑貨の広告が表示されることがあり得ます。
一個人の心理として、フランス語を勉強しており、同時にいずれはフランスへ行ってみたいと思っているとか、フランスの文化全体に興味を持っている、ということが大いにあり得るからです。
また、このような広告こそが非常に効果的である場合もあります。

Google AdSenseはAmazonと異なり、少しだけメンテナンスの必要があります。
御社と完全に競合する出版物の版元が広告を出稿していることもあり得ます。
その場合には(ある意味非常に正しくマッチングして)その広告が御社サイトに表示される可能性もあります。
読者に比較検討広告を提供していると心広く受け入れる態度もあり得ますが、普通は排除したいでしょう。
その場合はこの広告のURLを調べ、管理画面に入ってこれを表示させない広告のURLとして登録する必要があります。登録といっても単にURLを貼り付けてボタンを押すだけですが、作業が発生するのは事実です。

広告収入は、ドル建てで100ドルに達するごとに日本円換算されて登録口座に振り込まれます。100ドルに達しない間は支払いは保留されます。

【両者の御社サイトへの組み込み】
Amazonの場合はURLを加工するだけなので、事実上サイトの見栄えなどには一切影響しません。
Google AdSenseの方は明示的に広告スペースを確保する必要がありますので、もしも掲載を検討するのであればレイアウト検討段階であらかじめこの件を組み込んでおく必要があります。

簡単ですが、以上です。

関連してそうなエントリ

石塚昭生